自然情報 – 西岡公園 西岡見聞録11月号が発行されました
西岡見聞録
西岡公園のイチョウが黄色く色づきました。
園内を歩いていると大きなホオノキの葉が音を立てて上から降ってきました。
園路には、落葉した木の葉が敷き詰められていますよ。
そんな西岡公園では「西岡見聞録11月号」を発行しました。
「西岡見聞録」、園内マップのPDF版はこちらから ↓↓↓
自然情報
イチョウの並木が黄色く紅葉していました。
イチョウは今週が最盛期でしょうか。
黄色くなりかけた森の樹々と池に佇む取水塔です。
風が弱い日には、池には、青い空と白い雲と池の周りの森が映り込みます。
池にはマガモ、カイツブリ、ダイサギ、アオサギがいましたよ。
黄色く紅葉したイタヤカエデや
黄色く紅葉したカツラの樹
カツラの近くでは甘い香りが漂っています。
ハート型のカツラの葉は、落葉するとキャラメルのような香りを振りまきますよ。
メノコツチハンミョウです。
秋からよく見かけます。
メタリックブルーの身体の色が目立ちます。
ツチハンミョウの仲間は、草食のおとなしい昆虫ですが、毒のある液を出すので、触れないよう、お気をつけください。
幼虫は土の中で育って、サナギから羽化した成虫は、秋に地上に出てきます。
9月過ぎからは、西岡公園でも、メタリックブルーの成虫が黙々と草を食べている姿をよく見かけました。
春には、土の中に大量に産みつけられた卵から、たくさんの幼虫が生まれてきます。
たくさんの幼虫は花に登り、様々な虫に飛び乗って旅をします。
目当てのハナバチの仲間に乗り移りることが出来た幼虫は、幸運です。
目的地は、とある、ハナバチの仲間の巣です。
どのハチの巣でもよい訳ではないようです。
運のよい幼虫だけが、ハナバチの巣にたどり着き、ハナバチが作った花粉団子を食べて、成虫にまで育ちます。
何だか不思議で複雑な生活史ですね。
寒くなってきました。暖かい服装で散策をお楽しみください。
園内の花や山菜、動植物の採集と傷つける行為は禁止されております。
皆さまのお越しをお待ちしております。
2023/10/23