自然情報 – 西岡公園 12月20日の園内
自然情報
今朝の西岡公園は冷え込み、水辺では木の枝に昇華した水蒸気が結晶になる「樹霜」が見られましたよ。冬の晴れた日の早朝に出来ていることが多いですよ。
取水塔の赤い屋根には白い雪が積もっています。
管理事務所の裏のヨーロッパトウヒには大きな球果がたくさんぶら下がっています。梢の間ではヒヨドリ、ヤマガラ、シジュウカラなどの野鳥たちが集まって鳴いたり飛びまわったりしていましたよ。
湿原も木道も雪が積もっています。昨年度の大雪ではこの木道の手すりが見えなくなるほどに積もりました。
森の中はキツツキがコツコツと木をつつく音がしていますよ。
今日はアカゲラを見かけました。
オオバボダイジュの果実が雪の上にありましたよ。
シナノキの仲間では最大の「苞」がついています。
「苞」が風に乗って樹の上からヘリコプターのようにクルクル回って降りてきますよ。
見上げると枝先には、まだまだたくさんの果実がついていますよ。
葉のように見えるのは「苞」です。
枝から外れるのは少しずつなんですね。
カエデの仲間の果実も雪の上にパラパラとありました。
カエデ科の果実はプロペラ形をした翼果です。これもくるくる回りながら枝先から風に乗って運ばれます。
風や雪、野鳥が食事をしに来てつついたりするタイミングで枝から外れて雪の上に舞い降りるのでしょうか。
ホップのような形のものはアサダの果実です。
一片ごとに袋になっていて中に堅果がはいっていますよ。
紙風船のようにふわりと樹上から降ってきます。
ヤマガラなどの鳥が堅果を食べに来ると雪の上にはたくさん果実が散らばります。
アサダの樹皮は長方形の鱗片状にはがれ、下からめくれます。
この様子から「みのかぶり」と呼ばれることもあるようですよ。
柵の上にはウサギの形の雪だるまです。
雪だるまを作るのが楽しい季節ですね!
淡いベージュになったノリウツギのドライフラワーがまだ枝についています。つる性の樹木、ツルアジサイやイワガラミの飾り花もドライフラワーになって樹上についているのがよく見えるようになりました。
手袋を付けていても指先がじんじん冷えます。
帽子、手袋、長靴などのしっかりと暖かい装いで園内の散策をお楽しみください。
販売コーナーからのお知らせ
ミニ門松の販売が始まりましたよ。
今年も西岡公園ボランティア「森の工作」のボランティアさんが、ミニ門松を作ってくれました。
1セットで600円となります。
大きさは高さ5cm~10cm程のミニサイズとなっていますので、玄関やちょっとしたスペースにも飾ることが出来ますよ。
お正月を迎えるにも良い和風のリース。
可愛いうさぎのオブジェたち。
西岡公園のアカエゾマツのマツボックリなどで作られていますよ。
クリスマスコーナーもありますよ。
数に限りがあります。お早めにお買い求めください。
西岡公園内は積雪があり、凍っていたりとけている場所もあります。
園路や階段、公園周辺の道路も雪や氷で滑りやすくなっています。足元にお気をつけてお越しください。
皆さまのお越しをお待ちしております。
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、公園をご利用される際には、以下の対策についてご協力をお願いします。
他の人と距離をあけて利用しましょう。
すいた時間、場所を選び、混んでいるときは利用を控えましょう。
管理事務所への出入りの際には手指消毒にご協力下さい。
短時間のご利用にご協力ください。
大人数の飲食・飲酒を伴う集まりは控えましょう。
皆様にはご迷惑をおかけしますが、ご理解・ご協力くださいますようお願いいたします。
ご不明な点がございましたらスタッフへお申し出ください。
寒さ対策をした装いと、歩きなれた靴で散策をお楽しみください。皆様のお越しをお待ちしております。
2022/12/20