自然情報 – 旭山記念公園 旭山記念公園野鳥情報2021年3月20日(土曜日)

旭山記念公園野鳥情報、2021(令和3)年3月20日土曜日、春分の日

ここ1週間の旭山記念公園と札幌市旭山都市環境林の野鳥の動きをまとめました。

この野鳥情報は、旭山で野鳥観察をしておられる方からご提供を受けたものも含まれています。

 

 

◎今週のシマエナガ
エナガ(亜種シマエナガ)
今朝は7時半頃と9時半頃に森の家の近くに出ました。
7時半はカラマツ林周辺で4羽から6羽が15分ほどと比較的長くそこにいました。
9時半は栗の木デッキ周辺で4羽から6羽を発見し数分間捕捉できていましたが、一気に飛んで分からなくなりました。
6時台にもカラマツ林周辺で見たとの情報がありました。
このところの傾向として、7時半頃までは天気が悪くなければ見られる一方、10時以降にはあまり森の家の周りには出て来ておらず、今日もそうでした。
このようにまだ遭遇する機会は少なからずありますが、一か所に長くいることはなく動きも速いので、撮影はだいぶ難しくなってきました。
巣材を集める様子も見られることがあります。
写真は目線の高さに降りてきたもので、このようなこともありますが、残念ながら顔が見えない写真となってしまいました。

シマエナガ2021年3月20日

 

 

 

◎今週のトピックス
キクイタダキ
本日、今年初めて囀りを聞きました。
朝8時前、ミュンヘンの森に2羽かそれ以上が飛んで来て地鳴きしていましたが、そのうち1羽が囀りを始めました。
ただし今朝は2回囀りしただけですぐにやめて飛んで行きました。
これからひと月ほど、囀りを聞く機会があるかと思います。
また雄が頭の黄色と赤の羽をまるでとさかのように広げて雌にアピールする姿も見られるかもしれません。

 

 

 

◎冬の鳥情報
ウソ
亜種ベニバラウソは先週以降まったく観察情報はありません。
亜種アカウソは数羽がよく見られており、亜種ウソはその中に1羽混じって見られることが多いです。
雪が解けた地面に降りて採餌する姿もよく見られています。
写真は亜種アカウソです。

アカウソ2021年3月20日

 

ベニヒワ
ベニヒワはいることはいるがマヒワの中に紛れていることがほとんどで、もうベニヒワだけ10羽以上の群れはほとんど見られなくなりました。
マヒワに紛れている場合は鳴かない限り見つけにくいので、いつまでいるか、いついなくなったか、この先観察には要注意です。

 

マヒワ
この1週間でさらに数が増え、今は60羽かそれ以上が園内で見られています。
飛んでいる時や木にいる時は遠くても観察しやすいですが、土が出た地面に降りて盛んに採餌しており、その時は近くに来るまで気づかずに飛ばしてしまうことがあります。
一度減ってまた増えたマヒワですが、この先どれくらいの数がいつまでいるでしょうか。
写真は土の上で採餌する雌です。

マヒワ雌2021年3月20日

 

イスカ
今週もほぼ毎日上空を飛ぶ姿や声を確認していますが、先週のように見えやすい場所に降りて来ることはほとんどありませんでした。

 

アトリ
今週も1羽か2羽が散発的に見られていますが、市内にはもう少しまとまって見られる場所が幾つかあるようです。

 

ハギマシコ
今週は観察情報はありませんでした。

 

ツグミ
森の家の周りではツグミはほとんど見かけなくなりましたが、学びの森や噴水広場方面では見られています。
写真は学びの森で雪面に降りて採餌する様子をとらえたものです。

ツグミ2021年3月20日

 

ハチジョウツグミ
今日も観察情報があり、越冬したということになりそうです。

 

キレンジャク
先々週、1羽だけいたとお伝えしましたが、市内の別の場所で3羽見たとの情報が今週はあり、散り散りに数羽が残っているのかもしれません。
なお、キレンジャクは4月に短期間見られる年がありますが、今年はどうでしょうか。

 

ヒレンジャク
こちらは観察情報はありませんでしたが、ヒレンジャクも4月中旬以降に1、2日だけ見られる年があり、この先来るかもしれません。

 

キバシリ
今週は園内での観察情報はありませんでしたが、近くで囀りを聞いたとの情報がありました。

 

ミソサザイ
今週も観察情報はありましたが少なく、以前よく出ていた遊具広場方面の谷でも行くと声が聞こえるというほどではないです。

 

コガラ
今週もコガラと思われる個体が観察されました。

 

カケス(亜種ミヤマカケス)
3月14日に数羽がミュンヘンの森から次々と飛び出す様子が観察されました。
そろそろ山に戻って繁殖をする準備に入ったのかもしれません。
ただ、今のところはまだ2羽から4羽がよく見られています。

 

 

 

◎留鳥その他情報
クマゲラ
一昨日18日、森の家の近くに雄が1羽飛んで来て15分ほど近くの木を転々としながら餌を探していました。
その間に遠くからも別の個体の「キョーン」という鳴き声が聞こえてきました。
写真はその時のものですが、クマゲラは天気が悪くても割と平気で活動しています(人間は天気が悪い日は観察・撮影には気が進まないでしょうけど)。

クマゲラ雄2021年3月20日

 

オオアカゲラ
今週も主に雌の個体が観察されています。

 

アカゲラ
今週もよく見られています。

 

コゲラ
観察機会は多いです。

 

ヤマゲラ
今週も観察情報が多く、特に遊具広場方面か学びの森方面で見られることが多いようです。
一方で藻岩山登山道入口方面からは以前ほど大きな鳴き声は聞こえてこなくなっており、拠点が変わったのかもしれません。
先週も書きましたが、ヤマゲラはこれから4月中旬くらいまでは近くで観察できる機会が1年の中で最も多い時期です。

 

フクロウ
今週は声も姿も観察情報はありませんでした。

 

オオタカ
今週も観察されており、昼間に一度は偵察や狩りに訪れているようです。

 

ハイタカ
オオタカ同様ですが、今週はオオタカの方が観察情報が多かったです。

 

ノスリ
今週も観察情報がありました。

 

トビ
今週もほぼ毎日観察されています。
ちなみに、カラ類やエナガはトビが飛んで来た場合でも警戒音を出すことがあります。

 

オジロワシ、オオワシ
オジロワシは近くで見たとの観察情報がありました。
オオワシは観察情報はありませんでしたが、もう北に渡っているかもしれません。

 

ハヤブサ
今週は観察情報はありませんでした。

 

イカル
今週も越冬個体1羽の観察情報が幾度かありましたが、やはりまだ夏鳥個体は渡ってきていないようで観察機会は増えてはいません。

 

シメ
園内での観察機会が少なくなってきており、必ず見られるというほどではないです。
ただシメは5月中旬から下旬まで見られるので、この先まだ動きがあるかもしれません。

 

カワラヒワ
先週、近くで今年初めて囀りを聞いたとお伝えしましたが、旭山記念公園内ではまだ観察頻度は高くなってはいません。
もう少しすると学びの森からつり橋にかけての辺りで囀りを聞くことが多くなります。

 

ゴジュウカラ
囀りの声がとにかく大きくよく響きます。
観察機会も多いです。

 

シジュウカラ
いろいろな場所でよく見られており、雪が解けた地面に降りることもよくあります。
写真は今週撮影したものです。

シジュウカラ2021年3月20日

 

ハシブトガラ
園内でよく見られ、「ピィピィピィ」という囀りも多く聞かれています。
写真は逆光で撮影したものですが、はからずも、ハシブトガラの特徴である「嘴の会合部が白っぽく見える」というのが、透過光によってよく分かるので、あえてここに上げました。

ハシブトガラ2021年3月20日

 

ヤマガラ
「チーリーツー」という三拍子の囀りも聞かれており、森の家の周りで観察機会が非常に多いです。

 

ヒガラ
囀りを聞くことが多いです。
写真は雪面に降りて餌を探すヒガラですが、頭の「ちょんまげ」がほとんど寝ていて別の鳥のように見えるかもしれません。

ヒガラ2021年3月20日

 

ハクセキレイ
今週も確かな観察情報はありませんでした。

 

ヒヨドリ
園内でよく見られています。
写真は本日撮影したものです。

ヒヨドリ2021年3月20日

 

スズメ
道路沿いや第2駐車場付近で時々見られますが、それ以外の場所ではめったに見ることはありません。

 

ハシブトガラス、ハシボソガラス
園内でよく見られています。
写真は森の家の前に来たハシブトガラスです。

ハシブトガラス2021年3月20日

 

 

 

◎そろそろ夏鳥が来る
3月も下旬となり、そろそろ夏鳥が渡って来ます。
ただ今年は、メジロ、ホオジロ、イカルなど旭山も含め市内で冬の間の観察情報が相次いでおり、南に渡らなかった個体もいたようです。
モズ、キジバト、ヤマシギなど早いものでは来週までに来るかもしれない、いよいよそういう季節になりました。

 

 

 

◎BIRDER2021年4月号
野鳥愛好家のための月刊誌BIRDER(バーダー)2021年4月号において、旭山記念公園のことが少しだけ紹介されています。
巻頭と目次のページです。
機会がありましたら、ぜひ目を通してみれください。

雑誌BIRDER2021年4月号

 

 

 

 

 

次回は2021年は3月28日(日曜日)に上げる予定です。

 

 

旭山でのバードウォッチング、皆様が多く見られることを願っております。

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