自然情報 – 旭山記念公園 旭山記念公園野鳥情報2021年1月16日(土曜日)

旭山記念公園野鳥情報、2021(令和3)年1月16日土曜日

 

ここ1週間の旭山記念公園と札幌市旭山都市環境林の野鳥の動きをまとめました。

 

この野鳥情報は、旭山で野鳥観察をしておられる方からご提供を受けたものも含まれています。

 

 

 

 

 

◎今週のトピックス
ミヤマホオジロ
ミヤマホオジロは今日も観察されており、1月2日以降ほぼ毎日見られています。
今日は雄のみ3羽いて、多くの方が撮影されていました。
先週は森の家周辺での観察情報が多かったですが、ここ数日は主に巨木の谷から風の丘にかけての開けた場所で見られているようです。
先週もお伝えしましたが、ミヤマホオジロが旭山で1月に見られるのは過去20年近くの間に例がなく、今年が初めて。
この先いつまで見られるか、もしかして越冬するかなど、まるで分からず、この先さらに注目です。

 

ベニヒワ
今週も園内の木にとまって採餌しているようすが頻繁に観察されています。
数は50羽以上いると思われ、大きな群れだったり数羽の群れだったり、少ない数がマヒワの群れに混じっていたりです。
まだ数は減っておらず、むしろ先週よりは増えていますが、この先まだまだ注目です。

 

マヒワ
マヒワも今週に入って数が増え、100羽以上が飛んでいることもあり、ベニヒワの群れと一緒に飛ぶと200羽ほどがいっせいに飛ぶ姿も見られ、圧巻の眺めです。
マヒワもこれだけの数がもう一月以上滞在していますが、これも旭山では過去20年近くの間には例がないことです。
マヒワは毎年越冬していますが、この先どれだけ残るのか、こちらも注目です。

 

 

 

◎今週のシマエナガ
エナガ(亜種シマエナガ)
先週は偶数日に見られるという流れが続いていましたが、今週に入ってその流れは途切れ、日によって見られたり見られなかったり、多かったり少なかったりです。
今日は8時過ぎに風の丘近くに10羽ほどの群れが出ました。
こうして見ると1月2日の「大シマエナガまつり」がいかに大きかったかが分かり、その時にいた方はほんとうに運がよかったです。
シマエナガは早ければ2月に入った頃にペアでの行動が主となって大きな群れで見られる機会が少なくなりますが、今年はそもそも大きな群れが少なかったので、この先も日によって出たり出なかったりということになるかもしれません。
ただ、昨年も1月中に「シマエナガまつり」状態になったことがあるので、まだ分かりません。
写真は1月6日に撮影したものです。

シマエナガ2021年1月16日

 

 

 

 

 

◎冬の鳥情報
ヒレンジャク
先週は群れが20羽ほどになったと書きましたが、1月13日水曜日まではそれくらいで見られていました。
しかし今日は数羽の群れがいただけで、数が減っており、例年通りであればそろそろ南に移動していなくなるかもしれません。

 

キレンジャク
今週も13日水曜日にキレンジャクだけ6羽の群れが観察されましたが、昨日、今日と観察情報がありません。
キレンジャクは越冬したことがあるので、この先どうなるか分かりません。
ちなみに、木にとまっている時、ヒレンジャクは「ヒーヒリー」と鳴くのに対し、キレンジャクは「チリチリリー」と鳴き、声が微妙に違います。

 

ツグミ
先週20羽ほどになり、さらに減るかと思われたのですが、15日金曜日にふたたび40羽ほどを確認し、今日も20羽近くの群れを見ました。
例年1月下旬から2月の厳冬期には数羽が残るだけになりますが、この状態がいつまで続くか、要注目です。

ツグミ2021年1月16日

 

亜種ハチジョウツグミ
今週も観察情報がありましたが、ほとんどが噴水広場近くでの情報です。

 

イスカ
今週は観察情報がありませんでした。

 

ウソ
昨日1月15日、ミュンヘンの森に1羽だけで飛んで来たのを目視しましたが、数は少ないようで、声も遠くから時々聞こえてくるくらいです。

 

キクイタダキ
今週はつり橋左岸のヨーロッパトウヒでの観察情報が多くありました。
風の丘近くの松にも来ます。

 

キバシリ
園内で時々見られていますが、囀りはまだ聞かれていません。

 

ミソサザイ
谷や斜面でときどき見られ、雪がない木の根元に降りて採餌し、終わると低く飛んで次の場所に移動します。
写真は昨日、ポートランドの森に来た時のものです。

ミソサザイ2021年1月16日

 

コガラ
今週は確かな観察情報はありませんでしたが、見落としているだけの可能性が高く、探せば見つかるかもしれません。

 

カケス(亜種ミヤマカケス)
森の家の南側にはあまり来なくなり、園内でも頻繁に見られるというほどではなくなってきました。

 

 

◎留鳥その他情報
クマゲラ
今週もほぼ毎日園内での観察情報があり、今日も風の丘周辺などに出ています。

 

オオアカゲラ
今週もほぼ毎日見られています。

 

アカゲラ
今週もよく見られています。

アカゲラ2021年1月16日1

 

コゲラ
観察機会は多いです。

 

ヤマゲラ
ときどき観察されています。

 

フクロウ
今週は園内での観察情報はありませんでした。

 

オオタカ
今週も観察情報がありました。

 

ハイタカ
今週も観察情報がありました。

 

ノスリ
今週も観察情報がありました。

 

トビ
今週は観察情報はありませんでした。

 

オジロワシ、オオワシ
今週は観察情報はありませんでした。

 

イカル
今週も2羽が観察されました。

 

カワラヒワ
今週は園内での観察情報はありませんでした。

 

ゴジュウカラ
「フィーフィー」という囀りは比較的遠くからでも聞こえます。

 

シジュウカラ
園内でよく見られていますが、やはりシジュウカラのみ囀りはまだです。
写真はウダイカンバの木に来たときのものです。

シジュウカラ2021年1月16日

 

ハシブトガラ
園内でよく見られています。
囀りを聞くことも多くなってきましたが、日の出直後にはもう囀りを始めています。

 

ヤマガラ
「チーリーツー」という三拍子の囀りを聞く機会が少しずつ増えてきました。
写真は今週撮影したものです。

ヤマガラ2021年1月16日

 

ヒガラ
園内でよく見られており、囀りも聞く機会が多いです。

 

ハクセキレイ
今週も確かな観察情報はありませんでした。

 

ヒヨドリ
園内でよく見られています。

 

ハシブトガラス、ハシボソガラス
園内でよく見られています。

 

スズメ
道路沿いや第2駐車場付近で時々見られますが、それ以外の場所ではめったに見ることはありません。

 

 

 

 

◎野鳥の英名 その1 アカゲラ Great Spotted woodpecker & オオアカゲラ White-backed Woodpecker

野鳥の英語の名前について考えてみるというお話を不定期で上げてゆきます。

第1回目の今日はアカゲラ&オオアカゲラ。

まずはアカゲラ。
日本語の名前は「赤い」「啄木鳥(げら)」で見た目の印象通りの名前です。
英語の名前は”Great Spotted Woodpecker”、「大きな斑紋のあるキツツキ」という意味。
はて?
これ、アカゲラとオオアカゲラの識別ポイントを思い浮かべると分かります。
アカゲラは、背中側から見ると、翼の黒い部分に逆「八」の字型の大きな白い斑紋があり(下の写真参照)、オオアカゲラにはそれはありません。
英語の名前は、その特徴からとられていると思われます。
しかし・・・日本に住む者からすれば、「英語圏の人はアカゲラの赤い部分よりも白い斑紋の方が印象に残るの?」と思ってしまいます。
まあ、識別ポイントをとらえてそういう名前になったと考えることもできますが。

しかし、英名でさらに分からないのがオオアカゲラ。
日本語では「大きな」「赤い」「啄木鳥(げら)」で、アカゲラに似ているけれどより大きい、これも印象通りの名前です。
英語の名前は”White-backed Woodpecker”、「白い背中のキツツキ」という意味ですが、はて、いうほど白いか? 白というよりは白黒格子模様(チェッカー柄)、「白」と断言できるほどのものか・・・と。
さらには、英語のアカゲラとオオアカゲラは名前が似ておらず、近い種類であることが類推しにくくなっています。

英語圏の人には申し訳ないですが、この「アカゲラ」「オオアカゲラ」は断然日本語の方がその鳥らしくかつ分かりやすくて素敵な名前だと思っています。
野外で赤いものは目を引きますし、特に雪に覆われて色彩感覚の乏しい冬にアカゲラやオオアカゲラを見ると、ちょっとばかり特別な気持ちにもなります。
もちろん感じ方は人それぞれですが、日本語と英語の名前のつけ方・考え方の違いが面白くもあり、興味深くもあります。

 

アカゲラ2021年1月16日2

 

 

次回は2021年は1月24日(日曜日)に上げる予定です。

 

 

旭山でのバードウォッチング、皆様が多く見られることを願っております。

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