自然情報 – 旭山記念公園 旭山記念公園野鳥情報2020年11月7日(土曜日)

旭山記念公園野鳥情報、2020(令和2)年11月7日土曜日

 

ここ1週間の旭山記念公園と札幌市旭山都市環境林の野鳥の動きをまとめました。

 

この野鳥情報は、旭山で野鳥観察をしておられる方からご提供を受けたものも含まれています。

 

 

◎今週のトピックス
ウソ
この1週間でウソの観察情報が幾つか寄せられました。
また本日、森の家の近くで鳴き声を聞きました。
ウソは旭山では秋から春の5月上旬まで見られますが、今年は情報が遅く、11月になって見られるようになってきました。

 

キバシリ
10月後半から観察情報が時々入っていますが、今日は森の家の裏に2羽で来ていました。
写真はその時のものです。
キバシリは今のところカラマツ林から森の家周辺を経て登山道入口までの間での観察情報がほとんどで、あまり目立っていないですが、この先本格的な冬を迎えてどうなるでしょうか。
例年であれば冬の間はカラ類混群の中に見られることが多いです。

キバシリ2020年11月7日

 

ヒレンジャク
この1週間も時々見られており、今朝もちびっこ広場付近と森の家上空にいましたが、近くでじっくりと観察できる機会は少ないです。
(アカミ)ヤドリギの実のなりもやや少なめに思えますが、それもじっくりと観察できない理由のひとつかもしれません。
なお、旭山でのキレンジャクの情報はこの冬はまだ入っていません。

 

ハイタカ
11月5日木曜日、ハイタカがカラス(種不明)を捕まえていたという観察情報がありました。
情報を寄せてくださった方によれば、藻岩山登山道入口下辺りに2羽いて、うち1羽がカラスをつかんでおり、30分近くその辺りにいたものの、つかんだまま飛んで逃げたとのことでした。
写真も見せていただき、そこに写ってカラスをつかんでいたのは雄の個体であることは確認できましたが、もう1羽については情報不足につき不明です。

 

 

 

◎今週のシマエナガ
エナガ(亜種シマエナガ)
今朝7時前に20羽ほどの群れで森の家西側に現れたとの情報がありました。
その後も9時過ぎまで何度か数羽で来ており、また7時過ぎには学びの森でカラ類混群に入る数羽が確認できましたが、今日は9時以降はあまり出ていません。
この1週間では他に展望台付近、第1駐車場下など森の家の周り以外にも園内各所そして旭山都市環境林での観察情報もありますが、森の家周辺については、出ない日もあります。
また、7時半より前の観察情報が多く(毎日情報がある)、日の出時刻が遅くなっている昨今、日の出後に出やすい傾向はあるように思われます。

 

 

 

◎冬の鳥情報
キクイタダキ
この1週間も観察情報は毎日のようにありますが、木の高い位置にいることが多く、じっくりと観察できる機会はあまりありません。
もう少し季節が進むとまた変わってくるかもしれません。

 

ベニヒワ
今週も日に1、2度ベニヒワの声を聞いたり群れで飛ぶ姿を見たりしていますが、近くでじっくりと観察できたという情報はまだありません。
そのまま12月になりいなくなってしまうという年もあるので、この先、観察できるかどうか、分かりません。
越冬して観察機会が多くなるといいのですが。

 

マヒワ
今朝は15羽前後の群れが何度か森の家の近くに来ていて、数が増え、観察機会も増えてきています。
低い位置にはなかなか降りて来ないですが、双眼鏡があればカラマツやシラカンバなどの高い位置で餌を探す姿が見られます(撮影にはやや厳しいかも)。

 

イスカ
この1週間も何度か声を聞いたり群れで飛ぶ姿が観察されていますが、ベニヒワ同様低い位置でじっくりと観察できたという情報はまだありません。
イスカも越冬してくれるといいのですが。

 

シメ
数羽で飛ぶ姿が見られ、時々木(主に針葉樹)に降りてきていますが、警戒心が強く近づくとすぐに飛んで逃げることがほとんどです。

 

カシラダカ
この1週間は確かな観察情報はありませんでしたが、カシラダカは旭山では例年春も秋も単発か何度か見られるだけです。

 

ルリビタキ
この1週間は確かな観察情報はなく、こちらもどうやら単発での通過だったようです。

 

ツグミ
今朝は上空で「キュイーッ」「キュルッ」という声を何度も聞き、群れで飛んでいましたが、低い位置にはまだあまり降りて来ておらず、じっくりと観察できていません。
もう1つか2つ寒波が来ると様相が変わるかもしれません。

 

ミソサザイ
この1週間も観察はありましたが、近くで見たという情報はなかったです。

 

コガラ
11月4日水曜日、カラマツ林にハシブトガラではなくコガラと思われるカラ類が1羽か2羽で来ていました。
20mほど離れて双眼鏡で観察しただけですが、少なくとも1羽は翼の次列風切羽があきらかに白く浮きだったように見え、ハシブトガラとは違いました。
この先も観察できる可能性が低からずあります。

 

カケス(亜種ミヤマカケス)
今週もよく見られています。
3羽同時に見られることが多く、そのグループが園内各所を回っていて、それが目に留まることが多いようです。
今朝は第1駐車場入口付近に3羽でいて、それが藻岩山登山道入口の方向に飛んで行きました。
写真は園内で撮影した1枚ですが、カケスはカメラを向けるというか人が見るとすぐに逃げるので、すぐに撮影できる状態でカメラを持っているといいと思います。

カケス2020年11月7日

 

 

 

◎夏鳥・旅鳥情報
ウグイス
11月4日には園内で声を姿を観察しましたが、それ以降今日までは確かな情報はありません。
いなくなったかどうか、もう1週様子を見ます。

 

メジロ
今朝もまだ森の家の周りで群れで行動する姿が観察され、まだ見られますが、例年より遅くまで残っており、この先いつまで見られるか要注目です。

 

アオジ
今週は観察情報がなく、来週も観察情報がなければここでは触れないことにします(また来年)。

 

カワラヒワ
今朝も数羽が飛んでいて鳴き声も聞こえましたが、カワラヒワは越冬した年もあるのでこの先どうなるのか分かりません。

 

イカル
11月4日水曜日には観察されていましたが、それ以降は確かな観察情報がなく、そろそろ南に渡っていなくなったか、もう少し様子を見ます。

 

ベニマシコ
今朝も鳴き声が聞こえ、まだ滞在しているようです。

 

モズ
今週は確かな観察情報はありませんでした。

 

キジバト
この1週間は確かな観察情報がなく、そろそろ南に渡っていなくなったかもしれないですが、もう少し様子を見ます。
ちなみにキジバトは2月に千歳で見たことがあり、越冬することもあるようです。

 

アオバト
今週は確かな情報はありませんでした。

 

マミチャジナイ
今週はまだ見られていますが、例年であればそろそろ見られなくなる頃です。
シロハラは今週確かな観察情報はありませんでした。

 

 

 

 

 

◎留鳥情報 ※今週から「留鳥」と「冬の鳥」の項目を分け、「冬の鳥」を先に掲出します。
クマゲラ
今週も園内で観察されてはいましたが、頻度は少なく、旭山都市環境林や藻岩山から声が聞こえてくることが多いです。
そろそろまた園内に来る回数が増えてほしいものです。

 

オオアカゲラ
今週も園内での観察情報がありましたが、今週は雌のみでした。

 

アカゲラ
今週もよく見られています。
雪が降った11月4日、森の家近くのハリギリの実を食べに来ていましたが、アカゲラはハリギリの実が大好きなようです。

 

コゲラ
見られる機会は多いです。
写真は数日前に撮影したものです。

コゲラ2020年11月7日

 

ヤマゲラ
今朝も園内で鳴き声が聞かれ、この1週間でも園内での観察情報が幾つかありました。
運がよければ近くで観察できますが、声は朝のうちは聞くことが多いです。

 

オオタカ
今週も観察情報がありました。

 

ノスリ
今週も観察情報がありましたが。今朝は森の家の近くを1羽が飛んでいました。

 

トビ
今週は観察情報がありましたが、いつ現れるのやらまったく分かりません。

 

ゴジュウカラ
園内でよく見られており、地面に降りて餌を探す姿を見る機会も多いです。

 

シジュウカラ
観察機会は多いです。
写真は今朝撮影したもので、羽づくろいをしていた雄の個体です。

シジュウカラ2020年11月7日

 

ハシブトガラ
園内でよく見られています。

 

ヤマガラ
園内でよく見られていますが、先週お伝えした第1駐車場入口付近のイチイ(オンコ)には来る頻度が下がりました。
写真は今朝森の家の裏で撮影したもので、貯食のために木の実を運んで来たものの、こちらと目が合ってどうしていいか迷っているようで、3秒ほどで木の実をくわえたまま飛んで逃げました。

ヤマガラ2020年11月7日

 

ヒガラ
園内でよく見られていますが、そういえばこの1週間は囀りを聞くことはなかったです。

 

ハクセキレイ
噴水広場付近で時々見られますが、頻度が低くなってきました。

 

ヒヨドリ
今週前半は10羽以上の群れが見られていましたが、ここ数日はせいぜい数羽で元に戻った感じです。

 

ハシブトガラス
今年は10羽から20羽で飛ぶ姿がよく見られています。

 

ハシボソガラス
園内でよく見られており、森の家の前にもよく飛んで来ています。

 

スズメ
道路沿いや第2駐車場付近で時々見られますが、それ以外の場所ではめったに見ることはありません。

 

 

 

◎立冬
本日、2020年11月7日は二十四節気の「立冬」、暦の上では今日から冬となります。
北海道の場合、「立冬」は、その少し前に初雪があり、今の暦でも比較的近い感覚があると思いますが、一方で2月4日、「節分」の翌日の「立春」は、まだまだ寒い頃であり、「春」と言われても・・・という感じがします。

今の日本における「二十四節気」と実際の季節感とはおよそひと月ほどずれていますが、それは旧暦と関係があります。
日本では文明開化以降の明治になってもしばらくは「太陰太陽暦」と呼ばれる旧暦を使用していましたが、明治6年から今の日本で使われている西暦=「グレゴリオ暦」を導入することとなり、「明治5年12月2日の翌日がグレゴリオ暦1873年1月1日であり、その日を明治6年1月1日として以降はグレゴリオ暦と月日を同じとする」と決まりました。
旧暦の時代に定められた二十四節気とおよそひと月ずれているのはこのためです。

そのようなことから、明治5年に日本ではクリスマスはありませんでした。
もっとも、クリスマスは当時日本ではほとんど知られていなかったでしょうけれど。

しかし、北海道は冬の訪れが早いので、「立冬」に限ってはずれたことによりむしろ実際の季節感と近くなったといえるのではないでしょうか。

ともあれ、今日から「冬」、本格的な冬鳥観察の季節になりました。

 

 

次回は11月14日に上げる予定です。

 

旭山でのバードウォッチング、皆様が多く見られることを願っております。

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