自然情報 – 旭山記念公園 旭山記念公園野鳥情報2020年9月5日(土曜日)

旭山記念公園野鳥情報、2020(令和2)年9月5日土曜日

ここ1週間の旭山記念公園と札幌市旭山都市環境林の野鳥の動きをまとめました。

この野鳥情報は、旭山で野鳥観察をしておられる方からご提供を受けたものも含まれています。

 

 

 

◎今週のトピックス
キビタキ、コサメビタキ
本日、学びの森にキビタキとコサメビタキ数羽が集まっていました。

キビタキは雄が3羽かそれ以上いて、けんかとまではいかないもののある個体が別の個体を追いかけて飛んだりしていました。
雌の個体もいました。
コサメビタキもそこにいて、キビタキと「交戦」したりもしていました。
その時のキビタキ雄の写真を2枚。

キビタキ雄2020年9月5日1

キビタキ雄2020年9月5日2

どちらの写真も上を見ているのは、他の個体が飛んでこないかと警戒しているものと考えられます。

集まっていたのは、カンボクの実を食べることが目的だった可能性があります。
そのカンボクの実の写真です。

カンボク2020年9月5日

まだ完全に熟してはおらず、この後もっと赤くなります。
カンボクは、学びの森を噴水広場側から見て水路の右側に数本あり、手前に他の草木が生えています。
また、ヤマボウシの実にもキビタキは来ており、ヤマボウシは水路の左側でカンボクより少し奥にあります。
この先いつまでこのような状態が続くかは分からないですが、オオルリの幼鳥もいる可能性があり、旭山での野鳥観察の際には要チェックの場所です。
なお、学びの森の辺りは蚊が多いため、なにがしかの対策が必要です。
また、スズメバチにも要注意で、時々飛んで来ます(いても何もしないように)。

キビタキは今週、つり橋付近で時々「ヒッヒッヒッ」という鳴き声が聞かれ、学びの森以外の園内で観察されています。

コサメビタキは森の家周辺でも観察されています。

 

 

ムクドリ
本日、ムクドリが観察されました。
厳密にいえば隣の敷地に数羽いたものですが、ムクドリはありふれた鳥ですが実は旭山では珍しく、過去に何度か観察されたという程度で、しかも冬の観察例がほとんどです。
この先、旭山にも来るようになるのか、あるいは今日はたまたまだったのか、要注目です。

 

 

センダイムシクイ
この1週間は観察情報はまったくありませんでした。
もう南に渡っていなくなったものと思われます。

 

 

 

 

◎今週のシマエナガ
エナガ(亜種シマエナガ)
今週は旭山での観察情報はありませんでした。

 

 

 

 

◎夏鳥情報
オオルリ
今週も幼鳥が観察されたとの情報がありましたが、前述の学びの森付近とつり橋付近での情報でした。

 

クロツグミ
こちらも幼鳥の観察情報が寄せられており、同じく学びの森とつり橋付近、そして森の家周辺でも観察されています。

 

アカハラ
今週も声、姿とも観察情報はありませんでした。

 

ルリビタキ
今週は観察情報はありませんでした。

 

ウグイス
森の家の裏などの笹薮から「ヂッ ヂッ」という声がときどき聞こえてきますが先週より頻度が落ちました。
幼鳥の姿はまだ目視確認していません。

 

ヤブサメ
森の家の周りなどで声が「ジュッ」と「キュッ」の間くらいの地鳴きがときどき聞かれ、また鳴き声はしなくても笹がかすかに揺れたりその音で気づくことがあって、その場合は動きを追っていると見られることがあります(意外と多いです)。

 

◎メジロ
まだ群れで飛んでいて頻繁に出会い、囀りも聞くことがあります。

 

◎キセキレイ
今週も西側エリアでも観察されていました。

 

◎アオジ
ミュンヘンの森から栗の木デッキにかけての辺りと、つり橋の右岸側そして遊具広場周辺で「チッ」という声を聞いたり姿を見たりという観察情報が多いです。
特にミュンヘンの森にはよく来ています。
写真はつり橋右岸側で撮影した雌の個体です。

アオジ2020年9月5日

 

◎ホオジロ
噴水広場周辺や展望台周辺でしばしば観察されています。

 

◎イカル
今週は今日も含めほぼ毎日上空を飛ぶ姿が観察されました。
ただ、藻岩山を拠点として活動しているのか、旭山では上空かなり高い位置を飛んで「素通り」することがほとんどで、降りて来て木にとまることはあまりありません。
昨日は昼前に3羽が北から飛んで来て藻岩山に向かって行きましたが、試しに撮ってみたのが次の写真で、降りてこなければこんな感じにしか見えません。
それでも「キッ キッ」という声は聞こえてきて、それから見上げて探すとこのように見つかることもあります。
たまに「ホヒリホヒー」と囀りの声も混じります。

イカル2020年9月5日

 

◎カワラヒワ
「キリコロキリ」という飛びながら鳴く声を聞くことはよくあり、姿も見られます。

 

◎モズ
今週は観察情報はありませんでした。

 

◎アオバト
この1週間は飛んでいる姿を見たくらいで鳴き声は聞きませんでした。
アオバトは旭山からは9月中にいなくなるため、見られるのもあと少しです。

 

◎キジバト
こちらは鳴き声がよく聞かれ、姿が見られることも多いですが、学びの森で地面に降りていることが多いとの観察情報がありました。

 

◎ツツドリ
今週も観察情報はありませんでした。
例年であればそろそろ林内の低い位置で観察される機会が増えてくる頃ですが、今年はどうでしょうか。

 

◎ヤマシギ
今週も観察情報はありませんでした。
こちら毎年8月以降は観察情報がほぼないため、来週からは観察されない限りは取り上げません。

 

◎ハリオアマツバメ・アマツバメ
今週も情報はありませんでした。

 

◎チゴハヤブサ
今週も園内での観察情報がありました。

 

 

 

 

◎留鳥・冬の鳥情報
クマゲラ
今週は9月1日火曜日に園内での観察情報がありましたが、声だけで姿は確認できず、それ以外の確かな情報はありませんでした。
ただ、毎度ですが、クマゲラのことなので明日以降はどうなるかまるで分かりません。

 

オオアカゲラ
今週も園内で雌の観察情報がありました。
同一個体かどうかは分かりませんが、8月31日と9月1日に撮影した2枚の写真です。

オオアカゲラ雌2020年8月31日

オオアカゲラ雌2020年9月1日

 

アカゲラ
今週もよく見られていますが、アカゲラは人が近づくと割と早めに逃げますが、オオアカゲラは間近に行かない限りはすぐには逃げないので、見つけた場合はオオアカゲラの方が観察しやすいです。

 

コゲラ
「ギイーッ」という声を聞くことがほんとに増え、冬並みにようk見られるという状態まであと少し。
ただ、まだ木々の葉が多くて冬のように容易に観察できるというほどではないです。

 

ヤマゲラ
今週も幼鳥の観察情報がありましたが、先週までのように森の家の近くにはあまり来なくなり、西側エリアのどこかで見られるという感じになってきました。

 

シメ
今週も日に何度か森の家の周りで声が聞かれたり姿が見られたりしていて、旭山一帯に居ついたようにも思われます。

 

キクイタダキ
今週も風の丘付近やつり橋付近の針葉樹で何度か観察されており、こちらも居ついた可能性があります。

 

ノスリ
今週も観察情報がありました。

 

オオタカ、ハイタカ
今週は確かな観察情報はありませんでした。

 

トビ
今週は何度か見られました。

 

ゴジュウカラ
コゲラ同様「テュッ テュッ」という鳴き声を聞く機会がこの1週間でさらに増えたと感じています。
ゴジュウカラとコゲラは逆に、どうして6、7、8月には声をあまり出さないのか、その方が気になってきましたが理由は分かりません。
また、ゴジュウカラはよく見られる=気づきやすくなったせいもあり、近くで観察できる機会も増えてきました。
ゴジュウカラは近くに寄れる鳥のひとつです。
写真は本日園内で撮影したものです。

ゴジュウカラ2020年9月5日

 

 

シジュウカラ
幼鳥はさらに色が大人に近くなってきましたが、よく見ればまだ分かります。

 

ヤマガラ
今週も森の家周辺などで観察機会は多いです。
写真は風の丘近くで撮影したものです。

ヤマガラ2020年9月5日

 

ハシブトガラ
カラ類混群などでよく見られています。

 

ヒガラ
幼鳥が親に餌をねだる「ツーツーツーツー」という甲高い声はまだ聞かれています。
そして毎年の不思議、秋になってもヒガラだけは囀りをするのですが、今週は先週よりも囀りを聞くことが多かったように思います。

 

ハクセキレイ
噴水広場付近で時々見られ、今日は来ていました。

 

ヒヨドリ
観察機会は多いです。

 

ハシブトガラス、ハシボソガラス
園内でよく見られています。

 

 

 

 

◎カケス(亜種ミヤマカケス)
今年もそろそろカケスが山から降りてくる時期になりました。
例年9月中に現れ、早い年には9月1日に来ていたこともあります。
しかし、カケスはここ2回の冬は旭山ではほとんど観察されませんでした。
2018-2019年の冬は秋からずっと現れず、しかし2019年2月下旬に突然遊具広場付近に2羽で現れ、そこで数日見られた後また見られなくなりました。
2019-2020年の冬は散発的に2回見られただけでした。
その前の2017-2018年は冬の間3羽が旭山に居ついていて、30分歩くと必ず見られるほどよく見られていました。
カケスはこのように年により旭山での現れ方に大きな違いがありますが、山の食料の出来具合に左右される可能性があります。
今年はどうでしょうか?
9月5日現在まだカケスを旭山では見ていませんが、今後要注目です。

写真は2018年1月31日に風の丘近くの松で撮影したカケスです。

亜種ミヤマカケス2018年1月31日撮影

 

 

※9月12日の野鳥観察会は募集定員に達しましたため、受付を締め切りとさせていただきました、ご了承ください。

その次は10月10日土曜日開催予定ですが、そちらについてはまた近くなりましたらご案内させていただきます。

 

 

次回は9月12日に上げる予定です。

 

 

旭山でのバードウォッチング、皆様が多く見られることを願っております。

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