自然情報 – 旭山記念公園 旭山記念公園野鳥情報2020年7月25日(土曜日)

旭山記念公園野鳥情報、2020(令和2)年7月25日土曜日

ここ1週間の旭山記念公園と札幌市旭山都市環境林の野鳥の動きをまとめました。

 

この野鳥情報は、旭山で野鳥観察をしておられる方からご提供を受けたものも含まれています。

 

 

◎今週のトピックス
コサメビタキ
この1週間も巣立ち幼鳥を含めた群れが学びの森周辺でよく見られています。
頻度はそれほどではないですが、栗の木デッキからカラマツ林付近でも時々見られます。
今週も引き続き観察機会が多いものと思われます。

 

 

◎今週のシマエナガ
エナガ(亜種シマエナガ)
今週も観察情報はごく少ない、というよりありませんでした。

 

 

◎夏鳥情報
オオルリ
今週は22日に双子沢川つり橋上流から鳴き声が聞こえてきました。
その声は不完全な囀り、「ぐぜり」で、巣立ち幼鳥の可能性もありますが、姿を目視できなかったので確認できませんでした。
幼鳥がいれば、例年8月にはしばしば観察されます。

 

キビタキ
22日を最後についに園内で囀りを聞かなくなりました。
この先まったく囀りしないということはないと思いますが、日常的に囀りするのはやめたようです。
ただ、キビタキは例年9月下旬まで滞在しており、「キュピキュピ」「ヒッヒッ」という地鳴きを聞いたり幼鳥や雌も含めた姿を見る機会はこの先も少なからずあるはずです。

 

コルリ
今週も確かな観察情報はありませんでしたが、コルリは渡りが早いということで、もうそろそろいなくなる可能性があります。

 

クロツグミ
囀りを日に何度か聞く程度になり、今朝も園内で1分くらい囀りしているだけでした。
一方で「キュロキュロ」という地鳴きを聞くことは少なからずありますが、姿は見つけにくいです。
今年はまだ幼鳥の姿は確認していませんが、餌を運ぶ雄の姿を先週観察しており、近いうちに幼鳥も見られるようになると思われます。

 

アカハラ
今週も鳴き声も含め観察情報はありませんでした。

 

トラツグミ
今週は鳴き声を含め観察情報はありませんでした。

 

ウグイス
ウグイスだけはまだ囀りを聞くことができます。
ちびっこ広場から遊具広場にかけてのあたりに雄2個体がいて、競うように囀りしていることがあります。
森の家の前の「ホーホケホキョ」と鳴く個体もまだ今朝は鳴いていました。
ただ、ウグイスもそろそろ囀りを終える頃と思われます。
幼鳥はまだ確認していませんが、こちらもそろそろ見られるようになると思われます。

 

ヤブサメ
囀りは聞かなくなりましたが、「ジュッ」という地鳴きはまだときどき聞かれ、探すと姿も見られます。
ヤブサメは例年9月中旬まで旭山にいます。

 

センダイムシクイ
囀りは聞かれなくなりましたが、センダイムシクイは南に渡る直前の8月中旬からまた囀りがよく聞かれるようになります。
カラ類混群でセンダイムシクイを見つけることが多くなってきました。

 

アオジ
今週も囀りを聞いておらず、地鳴きもときどき聞かれるくらいでした。
巣立ち幼鳥はまだ観察されていませんが、そろそろと思われます。

 

ホオジロ
今週も展望台周辺から噴水広場にかけての辺りで多く観察されており、今もっとも姿を見つけやすい鳥ではないかと思われます。
写真は今朝、ピクニックテラス付近で撮影した雄で、「ツリ ツリツリツ」という声が背が低くブッシュ状になったトドマツから聞こえてきて、探すと見えやすい場所に出てきたものです。
幼鳥はまだ観察されていませんが、無事に育っているのであればもう見られていい頃です。

ホオジロ雄2020年7月25日

 

メジロ
囀りはあまり聞かれていませんが、今週もいつもどこかにいるという感じで、接する機会は多いです。
また、メジロは、「キュキュッ」といった声が聞こえた場合は、その辺りを見ていると木々の葉が切れた場所で姿を見ることができます。

 

キセキレイ
第2駐車場から道路沿いで時々見られますが少なくなりました。

 

ハクセキレイ
噴水広場付近で時々見られます。

 

カワラヒワ
今週も展望台周辺から森の家にかけて、そして学びの森周辺で「キリコロキリ」という声がよく聞かれます。

 

イカル
今日も園内で囀りしていて、昨日も園内で2羽が飛びながら鳴いていましたが、時々藻岩山から来ているようです。

 

モズ
今週もモズの観察情報がありませんでした。

 

アオバト
鳴き声を聞く機会は少なくなりましたが、園内でまだ時々見られており、森の家の周りにも来ます。

 

キジバト
鳴き声がよく聞かれ、飛ぶ姿も見られています。
写真は一昨日第1駐車場で撮影した個体です。

キジバト2020年7月25日

 

ツツドリ
今週は週を通して何度か声を聞いた程度で、そろそろ鳴き声を聞くこともなくなると思われます。
赤色型の確かな観察情報はこの1週間もありませんでした。

 

ヤマシギ
今週は確かな観察情報はありませんでした。

 

ハリオアマツバメ
時々「ピピピッ」という声が上空から聞こえてきますが、天気が下り坂の時によく見られます。

 

チゴハヤブサ
今週は観察情報はありませんでした。

 

 

 

◎留鳥情報
クマゲラ
今週は月曜日20日に旭山都市環境林で声を聞きましたが、姿が見られるほど近くには来ませんでした。
それ以外は、声はほぼ毎日聞いていましたが、みな藻岩山から聞こえてきたものでした。
ただ、いつもいいますが、クマゲラのことだから来週は分かりません。

 

オオアカゲラ
今週も園内で雌の観察情報がありました。

 

アカゲラ
幼鳥を交えた4羽を見たという情報もあり、他にも3羽だったり、幼鳥だけだったりと、今年は幼鳥の観察機会が多いです。
写真は日曜日7月19日に撮影した幼鳥です。

アカゲラ幼鳥2020年7月25日

 

コゲラ
今週は先週よりは観察機会は多くなってきた感じです。

 

ヤマゲラ
今週は確かな観察情報がありませんでした。

 

オオタカ、ハイタカ
どちらも今週は確かな観察情報はありませんでした。

 

ノスリ
今週は観察情報はありませんでした。

 

トビ
今週も一度上空を飛んでいるところが観察されました。

 

ゴジュウカラ
まだ観察機会は少ないですが、コゲラ同様、少しずつ増えてきているように感じられます。

 

シジュウカラ
幼鳥入りの群れがまだよく見られており、幼鳥は白い部分がだいぶ色が薄くなり、胸のネクタイも伸びてきました。

 

ヤマガラ
園内で幼鳥が見られていますが、こちらは成鳥では赤茶色になる部分がだいぶ色が濃くなってきました。

 

ハシブトガラ
園内でときどき見られています。

 

ヒガラ
今週も囀りを聞くことがあり、見られる機会は少なからずあります。

 

ヒヨドリ、ハシブトガラス、ハシボソガラス
園内でよく見られています。
写真はハシボソガラス、今年生まれた幼鳥、きょうだいのようです。
両親と思われる2羽も近くにいました。

ハシボソガラス2020年7月25日

 

 

 

夏の野鳥観察
8月は、野鳥好きにとってはいちばんつらい時期。
ほとんどの鳥たちが囀りをやめ、木々の葉が多くて姿も探しにくく、動きもよみにくくなります。
夏の野鳥観察の楽しみといえば、カラ類混群、または「とりのようちえん」でしょうか。
ここでもいつも書いていますが、夏は種に関係なく集まって行動する「カラ類混群」が見られます。
「カラ類混群」は冬にも見られる、というより繁殖期以外の時期に見られますが、その中に幼鳥がいる「とりのようちえん」が見られるのは夏だけです。
シジュウカラ、ハシブトガラ、ヤマガラ、ときどきヒガラのシジュウカラ科に、ゴジュウカラ、コゲラ、メジロ、センダイムシクイ、そして時にヒヨドリやアカゲラが一緒に行動していることがあります。
シマエナガも混じることがありますが、今年はシマエナガ自体が少ないのでなんともいえないです。
キビタキ、コサメビタキ、オオルリ、クロツグミも、行動をともにするというよりは、幼鳥が近くにいることがよくあります。
この群れは少しずつ移動しながら餌を探していますが、この群れに当たると、10分から長いと30分くらい、じっくりと観察できます。
「とりのようちえん」が見られるのは、旭山ではつり橋から風の丘にかけての辺り、またはつり橋から学びの森にかけての辺りが多いです。
もしそこで見られなかった場合、西側エリアを歩いているとどこかで当たる可能性が低からずあります。
時間は10時より前、7時8時台がいいです。
ぜひ探してみてください。

 

 

 

次回は8月1日に上げる予定です。

 

 

旭山でのバードウォッチング、皆様が多く見られることを願っております。

« »